朝型が1番良い!
…
残念、それは間違いです。。
この理由について、これから説明していきましょう(/・ω・)/
(これから紹介する方法については、睡眠研究の第一人者である上田泰己教授から学びを得た内容です。)
もしあなたが、
自分がいつ勉強・仕事をすると効果的なのかを判断したければ、この記事はきっと役に立つでしょう。。
誰しも遺伝子レベルで「体内時計」が決まっている!?

太陽が東から昇り、朝と言われる時間になると、人は決まった時間に自然と目が覚める。
そして、少しするとお腹が空き、朝ご飯食べる。
そうするとだんだんと体が目覚めていき、「さぁ今日もがんばるぞ!」と1日が始まる。
お昼ご飯を食べ…夜のだいたい決まった時間に眠くなる…
この1日のサイクル…
多くの人が同じような時間に目覚め、同じような時間に眠る…
なぜ?と思ったことはないでしょうか?
これは、人間の「体内時計」は生まれた時から決まっているからなんです。
そして、生まれた時から…ということは、遺伝子レベルで決まっているということ。
実は、人間の遺伝子には、「時計細胞」というようなものが組み込まれています。
「時計細胞」というのは、
全身に散らばっており、これがいわゆる「体内時計」というものです。
例えば、いつも同じような時間に、お腹が減り、お腹が鳴る…
これが、「腹時計」。
「腹時計」のような名前はついていなくても、、
ある決まった時間に、血圧が上がったり、体温が上がったりするのも「体内時計」の1つ。
そして、この時計遺伝子…「体内時計」は、人によって違います。
これは、生まれた時から…つまり遺伝子レベルで決まっているのだといいます。
朝型・昼型(中間)・夜型の人がいるのも、この「体内時計」が違うためです。
「社会的時差ボケ」になってはいないか?

東京大学院医学系研究科の上田泰己教授が言うには…
⇒ほとんどの人は「社会的時差ボケ」になっていて、“自分の本当のペース”を知らない。
というのです。
人は、どんなところでも社会のルールを守って生きていかなければなりません。
なので、無理やり“社会の時間”に体を合わせる必要が出てきます。
なので、もともと夜型の人が朝型の生活をしようとすると、調子が狂ってしまうので、あまりよくないようです。
人によって、規則的な生活とは異なります。
この自分の“本当の体内時計”を理解せずに、社会のルールで動きすぎてしまうと、
体調不良や睡眠不足の原因ともなる可能性があるのです。。
自分が「朝型」か「夜型」か見分け方!【睡眠中央時刻】

仕事がない日に「睡眠中央時刻」を計測したほうがいいそうです。
というのも、
仕事のある日は、社会の時間に従っていることが多いので、本当の自分の「体内時計」を見極められないからです。
自分が心地よいと感じるリズムを知るためには、ストレスのない日を選んで計測してみてください。。
- 自分が「いつも眠る時間」をチェック
- 自分の「“自然と”起きた時間」をチェック
- その「睡眠時間の真ん中にあたる“中央時刻”」をチェックする
- その時刻が平均より早ければ「朝型」、遅ければ「夜型」
少し例を挙げてみます。
(※「睡眠中央時刻」の平均は、午前3時~午前5時)
・夜10時寝て、朝6時に起きた人
この人の「睡眠中央時刻」は、午前2時。
この人は“朝型”ということになるので、他の人よりも早く起きる方が快適と感じることでしょう。
・夜12時に寝て、朝8時に起きた人。
この人の「睡眠中央時刻」は、午前4時。
平均的な“昼型”なので、多くの人と同じような時間帯で活動するのが快適と感じるでしょう。
・夜中2時に寝て、朝10時に起きた人。
この人の「睡眠中央時刻」は、午前6時。
この人は“夜型”なので、遅めの時間帯から行動するほうがいいかもしれません。
といった感じで、自分が快適と感じる可能性のある時間帯を確認してみてください。
ただ先ほども言いましたが、
社会のルールに合わせた体で「睡眠中央時刻」を計っても、あまり意味がないので注意。
“自然な睡眠”をしてる時が、この「睡眠中央時刻」を知る上でとても重要です。。
「朝型」と「夜型」でメリットは違いはあるのか?

メリットがに違いはあるのか…?
と言われれば、社会的メリットならやはり「朝型」があると言えるでしょう。
ですが、健康…とかいった面で言えば、自分の「体内時計」を知ることが重要です。
「朝型」だからとか、「夜型」だからとかで、
仕事ができる!とか、天才の可能性がある!…というのは、あまり関係ないようです。
(私が知っている成功し続けている起業家(社長)や億万長者たちでも、どちらのタイプもいるので、そこは気にする必要はないのかもしれません。)
大切なのは、自分の“ベストパフォーマンス”を発揮できる時間帯を知ること。
勉強や仕事をする上で、、
「マイペース」を見つける必要があるでしょう。
もし最近、睡眠不足や周りと合わせるのがキツイ…
と思っている場合は、自分の「体内時計」をしっかり確認してみてはいかがでしょうか。。